目を閉じて見る家
Category : 新着情報 : 1月14日この地球上で全く音楽が奏でられていない瞬間は絶対に
ないだろう。それが生音ではなく、録音したものであった
としても必ずどこかの誰かは音楽を楽しんでいる。
様々なアーティストの曲や民族音楽、国歌、賛美歌など
今、地球上で流れている音楽の種類というのは想像もつかないが、
その中で、この地球上で常に必ずどこかの誰かが聞いている曲、
言い換えるとこの地球上で常に自分の歌が聴かれているアーティスト
というのはどれ位いるのだろうか?
そう考えるとその数というのは限られてくると思うが、その中の
一人にあの盲目の天才アーティスト、スティービー・ワンダーが
いるだろう。ミュージシャンとしてだけではなく、ソングライター
としてもいち早く人種、音楽のジャンルの壁を越えた黒人アーティスト
ではないだろうか?それには生まれながらにして不自由な目が
幸いしたのかもしれない。外部から得る情報の大部分を視覚から
得る我々とは違い、幼い頃から盲目だった彼にとって人の肌の
色というのは全く関係ない事だろう。だからこそ彼の楽曲には
世界中の音楽が自然に登場し、様々な国の様々なアーティストや
人々に尊敬され、親しまれるのではないだろうか。
一般的に目が見えない事は不利に思われがちだが、彼はその
おかげで感覚を研ぎ澄ませ、沢山の素晴らしい楽曲を創る事が
出来たのだろう。時として見えないという事は見えるよりも
物事の本質を見抜く事が出来るのかもしれない。
もし、この瞬間にあなたの目が見えなくなったとしたらいま
住んでいる住宅に満足する事が出来るだろうか?
もし、その家がその時に流行した見た目重視の住宅ならば
その魅力はなくなってしまうだろう。
しかし、その住宅に木が沢山使われていたらその木の香りや
肌触り、質感を楽しむ事ができ、見る事が出来なくても他の
感覚に働きかけて住人を優しく癒してくれるだろう。
住宅にとって大切な事はその家の住人がどんな状況であっても
癒しを与える事ではないだろうか。
