薬になる木
Category : ヴァジラブログ : 8月31日今日は久しぶりに木について話そうかのう。
昔から植物からガン細胞を死滅させる作用のある成分を
見出す事を目的とした実験が数多く行われておるのは
知っておるか?その結果、年に幾つかの成分は発見されて
おるのじゃが、実用化される物は非常に少ないのが現状じゃ。
じゃが最近、医薬品として認可され注目を浴びている物に
太平洋イチイという木の樹皮から得られるタキソールと言う
化合物がある。

このタキソールは太平洋イチイの葉や小枝、根に
含まれておるのじゃが、含有量が非常に少なく、木自体の成長も
遅い為、組織培養や太平洋イチイ以外のイチイ科の樹木の研究が
行われた結果、ヨーロッパイチイや日本のイチイにもこのタキソールが
含まれておる事が解ったのじゃ。
このタキソールは乳ガンや子宮ガン、肺ガン、大腸ガンなどに対して
制ガン作用を持ち、ガンの治療薬として非常に大きな期待が
かけられておる。
このイチイの他にも、落葉樹であるカミエビやヌマスギ、ユリノキなどからも
抗ガン作用を持つ化合物が検出されておるようじゃのう。
このまま研究が進み、ワシの息子達から君達、人間の役に立つ成分が
沢山発見されて、少しでも役に立てたら嬉しいのう。